エンドレス

同じ話が10回ほど繰り返された。

一見 普通のバーバです。

夕食前に時間があったので、

あるテーブルについて

バーバ達とおしゃべりをしていました。

その中の1人が 若くして亡くなった

友達の話を始めました。

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「足の悪い友達がいてね。」

と、バーバの話は始まります。



そのお友達は 小児まひで

足が少し不自由だったそうです。



だから学校に行く時は

数名で迎えに行って、

荷物はみんなで分けて持ち

その友達の手を取って

学校まで通ったそうな。



小学校1年から中学3年まで

ずっと一緒だったって。

みんな頑張ったし、

その子も頑張ったのよーって。


修学旅行には お母さんが付いて来た。



とても頭のいい子で、

大学に行くと思っていたけど

その前に亡くなってしまったの。

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なんとも悲しいお話です。



小夏は うんうん、聞いていました。



すると・・・



「足の悪い友達がいてね・・・」と

はじめに戻って 同じ話が繰り返されます。




10回は聞いたよ。



いろいろな事をすぐに忘れるのに、

昔の話は忘れないんだね。



でも、自分が同じ話を繰り返しているのは

忘れちゃうんだ。



エンドレス・・・


聞く方は辛いよ。



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タグ：思い出 同じ話の繰り返し しつこい