96歳のバーバに歌で励まされる

最近 体調を崩して ベッドにいることが

多くなってきたバーバが居ます。

そこへ行くと ○○ってお店 知ってる？

そう聞かれます。

知ってるよーと答えると

嬉しそうに話が続きます。

バーバの家は そのお店の前にあると、

毎回聞かされます。

そこはA町のはずなんだけど、

日に日に違うことを言うのです。

B町に家があるとかね。

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その後は家族のことになるんだけど、

娘さんも むこさんも亡くなったようで

人生色々だねって事で

バーバの長い話は終わります。



毎日同じ話を繰り返しているところが

認知症なのかなー。

A町に住んでるんだよねーって言うと、

何で知ってるのー？


そう言っては驚くバーバ。



この間は仕事中に1階で

嫌な思いをしたものだから

気持ちが沈んでた。



その後 2階を回って

バーバの部屋に来たんだけど、

小夏が元気ないって思ったのかな？


365歩のマーチを歌ってくれました。

いろんな事があるもんだよって。


バーバは2番まで歌ってくれました。


千里の道も一歩から


その歌詞がグッときたよ。

何でもいっぺんには出来ないから

一つ一つ やっていくしかないって

そう言われたようだった。

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このバーバは 一緒に暮らしていた

娘さんもむこさんも亡くしてしまったので、

家に帰っても面倒を見てくれる人が

居ないんだって。



それを自分で分かっているから

かわいそうだよ。

そういった事も分からないほどの

認知症なら まだいいけどね。


いや、よくないか。



小夏はバーバの話し相手にしか

なれない。


反対に元気もらってるくらいだー。

ありがとうー。



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タグ：365歩のマーチ 高齢者