小夏の老人ホーム新人パート日記

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徘徊し他人の部屋に入る老人　[老人ホームの事] [編集]

徘徊というのも　当てはまってはいないけど

フロア内を行ったり来たりする

入所者さんが　最近増えました。

これは自力で歩ける人が増えたって事です。

しっかり問題なく歩ける場合は良いのですが、

ふらつく人は　要注意なので

目が離せませんね。

１日に何度も繰り返されるので

自宅に居た時は　どうしていたの？

そう思ってしまいます。

そして　そのように歩いている人は

多くの場合　他人の部屋に

入ってしまいます。

毛穴の汚れを浮かせて吹き飛ばす

施設内は　どの部屋も似ているから

おもてに名前が書いてあっても

分らない認知症の方々なのです。

感染予防的には　それはダメです。

小夏も気づいたら　注意します。

しますけど・・・

ジージやバーバは何度言っても

同じ事を繰り返します。

他人の部屋に入って

整えてある布団をぐちゃぐちゃにしたり

枕を違う所に置いたりします。

女性の部屋に入って

クリームを舐めたジージも居ましたよ。

じーさん　それはあまりにも

気持悪いよ。

もうそれ、使えないじゃんね。

他人のベッドで寝ている人も居る。

そんなのを見ると

小夏は気絶しそうになるよ。

あっちフラフラ～

こっちフラフラ～

それを見ていて　怒鳴る老人。

「他人の部屋に入るな！！」

「ほら！　入ったぞ！」

「入るな～！！」

叫ぶ！　叫ぶ！

お構いなしの侵入者～。

小夏の働く老人ホーム

時に治安が悪くなります。